基本方針
Artifact Availability(生データ・ソースコードの保持・公開状態)
AI Experiment Log (AIEL) では、生データやソースコードなどのArtifactについて、その保持状況と公開状況をArtifact Availabilityとして記録します。保持と公開は別々の軸として扱います。
Artifact AvailabilityはArtifactの保持・公開状態を表す分類であり、個々の情報の根拠状態を表すEvidence Stateや、Experiment全体の段階・状態を表すExperiment Statusとは対象が異なります。
各Experimentの公開ページでは、主に記録メタデータの「生データ」と「ソースコード」の状態表示に使用します。
保持状況
| 状態 | 意味 |
|---|---|
RETAINED | 対象Artifactが保持されていることを確認できる |
PARTIAL | 完全な再構成に必要なArtifactの一部だけが保持されている |
NOT_RETAINED | 対象Artifactが保持されていないことを確認できる |
UNKNOWN | 現在の記録から保持状況を確定できない |
NOT_APPLICABLE | そのExperimentでは当該Artifactが対象外 |
プレースホルダーや空のデータファイルは、取得・保持された実験データとして扱いません。
公開状況
| 状態 | 意味 |
|---|---|
PUBLIC | 読者が参照できる公開Artifactがある |
NOT_PUBLIC | 保持されているが公開していない |
NO_PUBLIC_REFERENCE | 読者向けの公開Artifact参照が記録されていない。この状態だけでは内部保持の有無を判断しない |
NOT_APPLICABLE | 公開状況の判定対象外 |
「公開参照なし」は「保持なし」と同じ意味ではありません。公開Artifactへの参照が記録されていなくても、内部にArtifactが保持されている可能性があります。
公開ページでの表示
公開ページでは、保持状況と公開状況を組み合わせて次の統一ラベルで表示します。
| 保持状況 | 公開状況 | 日本語表示 |
|---|---|---|
RETAINED | PUBLIC | 保持あり・公開 |
RETAINED | NOT_PUBLIC | 保持あり・非公開 |
RETAINED | NO_PUBLIC_REFERENCE | 保持あり・公開参照なし |
PARTIAL | PUBLIC | 一部保持・公開 |
PARTIAL | NOT_PUBLIC | 一部保持・非公開 |
PARTIAL | NO_PUBLIC_REFERENCE | 一部保持・公開参照なし |
NOT_RETAINED | NOT_APPLICABLE | 保持なし |
UNKNOWN | NO_PUBLIC_REFERENCE | 保持状況不明・公開参照なし |
NOT_APPLICABLE | NOT_APPLICABLE | 対象外 |
例えば、完全な実行ログは残っていないが一部のログや記録が残っており、公開Artifactへの参照もない場合は「一部保持・公開参照なし」と表示します。家庭内時系列を保持しているが公開していない場合は「保持あり・非公開」、保持状況自体を確認できず公開参照もない場合は「保持状況不明・公開参照なし」と表示します。
状態を決める原則
Artifact Availabilityは、保存されているEvidenceから確認できる範囲を超えて強い状態へ推測しません。より具体的な保持・公開状態が確認できる場合は、その具体的な状態を使用します。
Artifact AvailabilityはArtifactの保持・公開状態だけを表します。個々の情報の根拠状態はAIEL Evidence States(証拠状態)を、Experiment全体の段階・状態はExperiment Status(実験状況)を参照してください。