基本方針
Evidence State(証拠状態)
AI Experiment Log (AIEL) では、Experimentで得られた個々の情報について、その根拠状態をEvidence Stateとして記録します。直接観測したこと、外部情報を含めて確認できたこと、観測から推定したこと、検証前の仮説、検証によって支持されなかった説明を区別します。
Evidence Stateは個々の情報の根拠状態を表す分類であり、Artifactの保持・公開状態を表すArtifact Availabilityや、Experiment全体の段階・状態を表すExperiment Statusとは対象が異なります。
各Experimentの公開ページでは、主に「証拠区分のまとめ」や本文中の説明で、観測・検証・推論・仮説・反証を区別するために使用します。個々のExperimentの公開ページでは同じ定義を繰り返さず、このページを参照します。
公開記事の「証拠区分のまとめ」では、Experimentの主要な結果・結論の理解に重要な項目を「記録内容」として一覧化し、そのEvidence Stateを示します。共通の表見出しは「記録内容」と「Evidence State」です。実験ログに記録すべき単なるセットアップ操作や運用経緯は、それ自体が主要結果でない限りこの表へ重複させません。また、まだ実動確認していない設計分岐や将来の試験項目は、肯定形の結果としてこの表に置かず、その性質に応じて未解決事項、未実施の追加検証、範囲外の項目などとして区別します。
OBSERVED
実験、測定、ログ、操作結果などから直接観測した事項です。
VERIFIED
メーカー回答、仕様、独立した確認など、観測そのものとは別の根拠も加えて確認できた事項です。
INFERRED
観測結果や既知の事実から最も整合的と判断した解釈です。直接確認された事実とは区別します。
HYPOTHESIS
検証前の、もっともらしい説明や仮説です。実験の途中で検証対象として扱われます。
DISPROVEN
調査・検証の結果、少なくとも対象とした条件では支持されなかった説明です。
未解決事項との関係
保持されているEvidenceでは答えられず、Experimentの結果や解釈に重要な問いは、追加のEvidence Stateを設けず「未解決事項」として記述します。一方、単に実施していない追加検証、管理・トレーサビリティ作業、Experimentの範囲外の項目は、未解決事項とは別のものとして扱います。
Evidence Stateは、文章そのものの代わりではありません。各Experimentの公開ページでは、まず何を観測し、何を確認し、どこまで推定できるのかを自然な文章で説明し、その補助情報としてEvidence Stateを示します。
Evidence Stateは個々の情報の根拠状態だけを表します。Artifactの保持・公開状態はArtifact Availability(生データ・ソースコードの保持・公開状態)を、Experiment全体の段階・状態はExperiment Status(実験状況)を参照してください。